2024年2月、シンガポールからカンボジア・シェムリアップへ5泊6日の旅行に行ってきました!
シェムリアップを観光する際には、遺跡巡りなど色んなツアーの選択肢があると思いますが、今回は私たちが実際に利用して良かったツアーを紹介します!
おすすめ1:メインはこれ!アンコール遺跡1日プライベートツアー
広大なアンコール遺跡には大小の遺跡が点在しているので、全て自力で回ろうと思うと大変すぎます。あのアンコールワットですらアンコール遺跡のほんの一部にすぎません。
無理なく効率よく遺跡を楽しむために、プライベートガイドを利用しました。
ツアー概要
アンコール遺跡のメイン観光スポットを一通り回るツアーです。カンボジア人日本語ガイドのトムさんに今回プライベートツアーを依頼しました。
- 所要時間:約10時間
- 送迎:あり
- 言語:日本語
- 含まれるもの:日本語ガイド、専用車両とドライバー、飲料水、おしぼり
- 含まれないもの:遺跡の入場チケット代、飲食代
ツアー行程は以下の通り。
午前
- 8:30 ホテル出発
- 8:45 アンコール遺跡3 daysパス購入
- 8:50 アンコールワット
- 10:20 アンコールトムの南大門
- 10:40 アンコールトムのバイヨン寺院
- 11:45 象のテラス
午後
- 12:00 ローカルレストランでランチ休憩
- 13:50 バンテアイクデイ寺院
- 14:30 スラスラン
- 14:50 タプローム寺院のガジュマルの木
- 16:00 プノンバケン寺院の夕日鑑賞
- 18:30 ホテルへ戻る
予約方法と費用
トムさんのウェブサイトからLINEを追加して、日本語でざっくり行きたい場所を相談できます。私たちが問い合わせた時はすぐお返事をいただけて、提案内容(前述のツアー行程とお見積り)を送ってくれました。
今回の旅では、アンコール遺跡を巡る1日ツアーと遠方の遺跡を巡る1日ツアー、合計2日間のプライベートツアーをお見積りいただいて、合計400USDでした(遺跡の入場料や飲食代は含まず)。
夫婦2人のプライベートツアーで、1日200USD!良心的な価格だと思います。内容や人数によって代金は変わると思いますので、直接問い合わせしてみてくださいね。
おすすめポイント
- 効率的:遺跡の回り方を熟知していて無駄がない
- 安心:レスポンスが早い。対応が丁寧。ツアー当日まで安心してやりとりできる
- 知識が豊富:遺跡や王朝の説明、内戦のことまで色々なことを教えてくれる。彼自身も内戦の経験者
- 快適:都度冷たいお水とおしぼりのサービスがある。別でドライバーがいるので、すぐに涼しい車両で移動できる。
最初のお問合せの時から最後まで、プロの対応をしていただきました。
暑い中自力で遺跡を巡るのはかなり難易度が高いですが、トムさんのプライベートガイドであれば、遺跡の歴史を学びつつ楽しく快適に観光できます!
【体験談】実際にツアーに参加してみて
ツアー当日は朝8時30分頃ホテルを出発。まずアンコールパス売り場で3 days pass(1人62USD)を購入しました。
1発目は早速メインのアンコールワットへ!
通常は正面から入りますが、恐らくトムさんが行程や人混みを考慮してか、裏から入りました。笑
遺跡内の廊下にある美しいレリーフの説明もしてくれました。これはかなり見応えがあります。
滝汗かきながら一番上の第3回廊まで登りました。
アンコールワット正面まで歩いてきました。
正面から見る方がやはり迫力もあり感動するので、裏ではなく正面から入るのがいいかも。笑
細かく見てると全然終わらないので、1時間半ほどで退散。(個人的にここはじっくり見たかったので、後日自力で朝日を見に来たついでに改めてゆっくり回りました)
車で移動し次はアンコールトムの南大門とバイヨン寺院へ移動。
迷路のような遺跡を歩きました。冒険している気分で楽しいです!
炎天下の中、少しだけ歩き象のテラスを鑑賞。灼熱すぎてへとへと。
アンコール遺跡エリア内にあるクメール料理レストランに案内してもらい、ランチタイム。
観光地価格だったけど、美味しかったです。
ガイドさんたちがレストラン横のハンモックで休憩していたので、私たちも一緒に混ざってお昼寝しました(笑)
午後再出発して、バンテアイクデイ寺院。
森の中にひっそりとあり、人も少なく静かでした。
スラスランの人工池。
王様が水遊びするために作ったそうです。
タプローム寺院。有名なガジュマルの木があるところです。
結構崩れていたけども、それもまた時を感じられて遺跡萌え。
ツアーの締めくくりはプノンバケン寺院で夕日を観に、小高い山の上へ。
夕日の時間になると人が多くなり人数制限されてしまう可能性もあるため、日の入りの1時間半以上も前に到着しました。スマホのカメラでは綺麗に撮れないですが、シェムリアップの景色と目の前に広がるオレンジの空に癒されました。
19時ごろにはホテルに戻り、この日のツアーは終了・解散。パブストリートへディナーに出かけました。
アンコール遺跡をサクサクと回る行程だったのでかなり盛りだくさんでしたが、トムさんのスーパーガイドとドライバーのおかげで、暑い中でも消耗することなくとても快適に回ることができました!
トムさんは遺跡や歴史について知識が豊富なので、色々なお話を聞きながら遺跡を巡るのは楽しかったです!
遺跡をしっかり楽しむためにも、ぜひプライベートガイドと一緒に回ってみてください!
おすすめ2:ローカル村をゆったり散策、乗馬ツアー
面白そうなアクティビティをやってみたくて、思い立って乗馬ツアーに参加してみました。
乗馬自体が普段なかなかできない体験ですし、有名な観光地とは一味違うリアルなカンボジアの地元の生活を垣間見れて、とてもよかったので紹介します!
ツアー概要
シェムリアップの地元の村や田んぼ道、現地の人しか知らないような寺院を巡る乗馬体験ツアーです。
観光客向けの乗馬なのでスタッフのサポートもしっかりついています。馬も大切に育てられ訓練されているので、初心者の方でも、またどの年齢の方でも乗馬を楽しめるようになっています。
- 所要時間:1~3時間まで選択可
- 送迎:なし
- 言語:英語
予約方法と費用
シェムリアップの乗馬施設、The Happy Ranch Horse Farmのホームページから、メールまたはWhatsappでTrail Rideを予約します。
以下の情報を予約時に伝えましょう。
- 参加者の体重と乗馬経験の有無
- Trail Rideツアーの長さ(1時間、2時間、3時間から選択)
- 希望の日時
費用は、ライドの長さによって変わります。
- 1時間コース:1人 45USD(地元の村をサクッと散策する、お手軽コース)
- 2時間コース:1人 65USD(村とのどかな田んぼの回りをのんびり散策する、一番ちょうど良いコース)
- 3時間コース:1人 85USD(村や田んぼを通りながら、観光客のいないような隠れ家的寺院まで探検できるたっぷりコース)
30分コースもあるようですが、ゆっくり散策できるような時間は恐らくないので、最低でも1時間コースにしておくのがいいと思います。
営業時間は公式サイトによると、「毎日、日の出から日没まで」とのことですので、だいぶアバウトですが、希望の日時を予約時に伝えてみましょう!
支払いは、現地で現金払いとなるので、現金を米ドルで事前に用意しましょう!
おすすめポイント
- ローカルの生活や文化を感じられる:観光地ではない、本来のカンボジアの姿を覗くことができます。
- 乗馬初心者でもOK:経験に応じてスタッフが安全第一でサポートしてくれます。
- 非日常体験:一般的なシェムリアップ観光とは少し違う、特別な体験ができます。
ツアー代はカンボジアにしては少々高い価格設定なのは確かですが、実際に参加してみると、価格に見合うもしくはそれ以上の素晴らしい経験が出来たと思っています!唯一無二の思い出になりました。
どの馬も健康で、十分に訓練されており、ファーム自体も綺麗で管理が行き届いているのが感じられたので、このツアー代金は妥当ではないかと思います。
【体験談】実際にツアーに参加してみて
私たち夫婦は、14時から2時間ライドに参加することにしました。ホース・ファームまでは、Pub Streetがある市内中心地から車で10分ほど。トゥクトゥクで向かいました。
敷地内に入ると、広い馬場と立派な馬舎が。看板犬のわんちゃんまで。
先に現金でお支払いを済ませ、大きな荷物は事務所の中の鍵付きロッカーに預けます。
ヘルメットを借りてしばらく待つと、馬を2頭連れてきてくれました。
私は白馬、旦那さんは一回り大きい馬。
スタッフのガイドさん2人と共に、Trail Rideスタートです。
ガイドの1人は馬にのって先頭を切ってくれ、もう一人は私の馬の横について歩いてくれました。馬たちは本当によく訓練されていて、馬術がないような初心者の私たちが乗っても一定のペースで歩いてくれます。
ファームから小道を抜けて、のどかな赤土の道を進んでいきます。
日差しが強く暑い。。
少し歩くとローカル感が増してきます。地元の人たちとすれ違ったり、家の周りで子供たちが走り回っていたり。ニワトリや犬、牛などの動物もいたりして、平和な景色に心が癒されます。
1時間ほど歩いてから、湿地で小休憩を挟みました。
暑い中馬も歩いてくれているので、食事タイムです。人間もしばし休憩。
再び馬にのって、別の道を通りながら帰路につきます。青々とした綺麗な田んぼ道を歩きました。
こんなのどかな風景を見たのはいつぶりでしょうか。いつも何かとせわしないシンガポールでは絶対に見られない風景です。
村に所々あった新築の小奇麗な家を見ながら、ガイドの子が「僕はこんな綺麗な家は欲しいとは思わない。僕の実家みたいな、もっと自然に囲まれた家がいい。」と言っていたのが印象的でした。
こうやってガイドの方から直接色んな話を聞いたり、馬の上から村を眺めたりしていると、カンボジア人の生活はシンガポールや日本と比べて一見不便に見えるけど、そうとも限らないなと思わされました。私は綺麗なもの、新しいもの、便利なものが常に欲しくなるし、そのためのお金も欲しいけど、別にそれがなくても十分幸せな生活はできるのかもなと。カンボジア旅行にて思わず幸せの価値観について考えさせられました。
その他にもガイドの方が色んな話をしてくれました。「カンボジアにはお守りとしてタトゥーを彫る文化があること」「ファームのオーナーがカンボジア系アメリカ人で、英語はオーナーから教わりこうしてガイドに役立てていること」「家族とは離れて暮らしていて、稼いだお金は仕送りしていること」。ひとつひとつが自分の価値観や文化や常識とは異なるもので、たくさんの学びや気づきを得られました。
ファームに戻り、2時間の乗馬ツアーは終了。暑い中2時間も歩いてくれた馬とガイドさんに感謝です。
この日は田舎に帰ったかのような、ゆったりと癒される時間を過ごすことができました。
今回の乗馬ツアーでは、地元の風景に溶け込んでカンボジアのリアルな暮らしぶりを見たり聞いたりできるので、良い刺激や発見をたくさんもらえました。他では中々できない、とても有意義な体験だと思います。
ぜひ行ってみてください!
まとめ
私たち夫婦は5泊6日と長めのシェムリアップ滞在でしたが、1日ツアーや半日ツアーをいくつか組み合わせることで、初旅行にしてはかなり色々回れましたし、時間もお金も有効活用できて、かなり満足度の高い旅行になりました!
シェムリアップには魅力的なツアーがたくさんあるので迷ってしまいますが、特に今回紹介したアンコール遺跡1日プライベートツアーとローカル乗馬ツアーは、実際に体験してきた上でとってもおすすめできるものでしたので、シェムリアップに行く際の候補にしてみてください!
次回の記事ではシェムリアップから少し足を延ばして行く郊外のおすすめツアーについて紹介します!